毒にも薬にもなるフィードバック(4)
ようこそhamachansenseiのblogへ。
あけましておめでとうございます。1月というのに今年は暖かいですね。
皆さま、良いお正月をお過ごしでしょうか?
さて、フィードバックシリーズが、とうとう正月をまたいでしまいましたが、今回でいよいよファイナルです。
(補:「毒にも薬にもなるフィードバック」シリーズをまだお読みでない方は、フィードバック(1)から順番にお読みください。)
フィードバック(1)から前回のフィードバック(3)までは、フィードバックする側のことを書いてきました。しかし、する側がどんなにテクニックを尽くしても、クライアントとの関係性が良好でも、伝わらない/届かないこともあります。
それは何故か?
以前の「レセプター」の話とも繋がりますが、クライアントに受け取る準備が出来ていないと、無理なんですね。ということで、今回はフィードバックを受ける側の心得について、私の知る限りのことを書いてみます。
【フィードバックを受ける側の心得3箇条】
1.人は言いたいことを言うものだ
2.どんなフィードバックにもまず「ありがとう」
3.どのように対処するのかは自分で選ぶ
1は自身も「なんでそんなこと言うかな~?」とフィードバックしてきた相手に思うことがありますが、自分がフィードバックする側の時に「あなただってそうじゃない!」と反発を受けることもあります。落ち着いて両方の立場から見ると、互いに「自分のことは棚に上げている」という自覚があまりなく言っていると思われるので、これはそういうものだという諦観が必要かと思います。
2は言われた時にはショックを受けて動揺したりしますが、後になって(それは数日後か数年後か分かりませんが)言われていることが理解できることもあるので、ここは大人な対応で、受け取り拒否をすることなく、まずは一旦お礼を言っておく。
そして、その後に
①受け止めて活かすか
②ひとまず棚の上に置いておくか
③捨ててしまうか
④喜ぶか
⑤苦しむか
は、自分の自由に処理したら良い
(とストレングスの巨匠がおっしゃっていました)
私が思うに受け取り上手な人は、コミュニケーションタイプではプロモータータイプ/サポータータイプのような気がします。両者はよく「クサされても嬉しい/自分に関心を持ってもらえたことが嬉しい」と言われていますし。
ストレングス的にはポジティブ®?と思いましたが、ネガティブな内容からは逃避する傾向があるので、より自分を磨きたい最上志向®か、欠点を修正したい回復志向®かなと思います。
反対に受け取り下手な人は、コミュニケーションタイプではコントローラータイプ! このタイプはフィードバックを「評価」と受け取る可能性が高いので、プッツン来やすいかも。
同じくアナライザータイプも、内容が「根拠がハッキリしていて納得できる」レベルでなければ、受け取りにくいでしょう。
また自己基盤的に自己肯定感が低い場合は、「どうせ私なんて…」と苦しみやすいでしょうし、ストレングス的に自我®の高い人も、「そんな風に思われていたなんて!」とショックを受けやすいかもしれません。
私は圧倒的に後者の受け取り下手なタイプだと思いますが、要はそれを自覚しているかどうかが大事だと思います。自覚があれば、「同じことを言われても、ほかの人は私みたいに感じないんだ」と解釈を変えることもできますし、ひとまず思考停止・一旦棚上げにしておいて、ショックが和らいだ後でゆっくり考えたり味わうことも可能になるでしょう。
たとえるなら屋外プールにやってきて、いきなりジャポンと水中に飛び込むのではなく、足から順番に水の冷たさに慣れていき、最後に頭まで浸かる感じ?
以上まとめると、やっぱり最後はどれだけ自分を理解しているかに落ち着くのかな~。
谷口コーチは「360度、全方向からフィードバックしてもらうことが大事」と言われているので、今年は私も「多方面からフィードバックを受ける」について頑張りたいと思います。
という事で、これにてフィードバック4部作完結。パチパチ👏
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