hamachansenseiのブログ

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部下が指示待ちになるのを恐れてかえってイライラ

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酷暑、台風、大雨、いろいろ盛りだくさんの夏休み・お盆休みですが如何お過ごしでしょうか?

社会に出て数年以上働くと、どうしても必要になってくるのが新人指導。
これについて最近思うことがあり、まとめておくことにしました。

以下引用の動画はよくある新人指導。

www.youtube.com


どうもコーチングなどを勉強していると

「指示してはいけない」
「考えさせる」

というのを繰り返し徹底されて、それが金科玉条のようになっているのですが、それがどうやら上司のストレスの原因になっていることに気づきました。

そこで、これを最近大学で勉強した「応用行動分析学というものに当てはめてみました。

行動分析学的には、人の行動は無意識にやっているようでいて、ほぼすべて過去の経験に基づいています。

すなわち、過去にやったことがあればすんなりできる。
しかし、やったことのないことは新たに学習しないと出来な、ということになります。

ということは、「過去にやったけれども怒られた経験があり、萎縮してやらない」という場合を除けば、部下が思う様に動いてくれない場合は、その人の行動レパートリーの中に、やって欲しい行動がないということになります。

なのに、「考えろ」、「気づけ」と言ってじっと待っているから、上司はイライラを溜めこむことになってしまう。

そして無駄にコーチングなどを勉強していると余計「ここで怒ってはいけない、待つのだ!」と我慢に我慢を重ねた挙句、最後に怒りを爆発させるか、メンタルを病んでしまう。(ちなみに前者は私)


じゃあどうすれば、ということになると、詳細は行動分析学の書籍に譲るとして、一言で言うと、山本五十六の名言になるそうです。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

すなわち、人を指導するときは最初は説明が必要、ということ。
そしてその行動を定着させるには、「褒める(承認)」という結果を随伴させる必要がある。


もちろん人間には「般化」といって、過去の経験を別の似たような状況に当てはめて応用させることが出来るので、そういうのが得意な人は言われなくてもどんどん色んなことが出来てしまう、のでしょうが、、、

「部下が思ったように動いてくれない」と困った時は、一緒に山本五十六の言葉を思い出しましょう。

 

 

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【あとがき】


行動分析学は大学の前期の講座で、めちゃめちゃ勉強になったものの一つでした。
人の行動が起きる理由、起きない理由が明確に説明されており、コーチングのテーマとして挙げられやすい「やろうと思ってるのに出来ないこと」の解決法がまさにこれ、という印象でした。

私の受けた授業の一部(?)がyoutubeでも見られるようなので、ご興味のある方、是非覗いてみてください。(大月友先生のCBSチャンネル

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