よく独りぼっちだった ~居場所を求めて~
ようこそhamachansenseiのblogへ。
先日…という書き出しでよく書いてるなあと思いつつ、また先日の話を書きます。
先日twitterに流れてきた真子さまの記事を読んでいて、筆者の名前が目に留まりました。
モーリー?
何かきいたことがある。
誰だったっけ?
あれ?もしかして?
そう、私が大学受験を控えた高校生だったころに、本を出版したというのでテレビに出ていた、あのモーリーさんだったのです。
モーリーさんは米国人の父と日本人の母との間に生まれたハーフ。
そのために自分は米国人なのか、日本人なのか、自分のアイデンティティに悩んだという内容(と、東大受験をどう乗り越えたか)の本でした。
タイトルに妙に惹かれて即購入。
普段本を読むのが遅い私が一気に読んで、大事にしていた記憶があります。
そういえば、感銘を受けた本は何ですか?
という質問をされた時に、感銘と言うか、何とも言えない共感を感じたのはヘルマン・ヘッセの「車輪の下」。
これはヘルマン・ヘッセの自伝的小説で、主人公の ハンスがエリートコースの神学校に進学するものの、その単調な毎日から段々逸脱して不遇の最期を遂げるという話。
何かこの2つは似ているぞ?
と思ったら、どちらも「自分の居場所がない」的な話なんですね。
コーチングスクールでよく「自分の居場所がなかった」という告白話を他人事として「ふうん」と聴いてましたが、どこに居ても、どこに行ってもなんか空虚感を感じるのは、「ああそうか、自分も居場所がなかったんだ」ということに、人生半分以上過ぎてからようやく気付きました。
こういう心の安全基地を人一倍求めるのは、自我®のせいかもしれませんね。
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【あとがき】
ちなみにモーリーさんのことをSNSに書いたら、「え?テレビによく出てるよ」という反応が多々あり。
私にとっては数十年ぶりの再会で、モーリーさんがハーバードに進学してからの経歴や近況が分かって感動していたのに、私の中の空白の期間、ずっとテレビ出てたんだ!全然気づかなかった!とちょっと複雑な心境でした。
しかし、ハーバード入学前にテレビに出演していた時、20歳そこそこなのにハッキリ物を言う人だなあと驚きを隠せませんでしたが、モーリー節は今も健在だと知って、なんだか嬉しくなりました。
ハッキリ物を言う人は気持ちがいいなあ (^^)
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