犬を連れたお爺さんの話(2)
ようこそhamachansenseiのblogへ。
今回は犬を飼っている難聴のお爺さんの話の(その2)です。
難聴者は被害妄想になりやすいのか?という1つめの仮説に加えて、もう2つほど、私なりに考えた仮説を書いてみたいと思います。
仮説2「人間関係をうまく築けない人が、聴力低下後に被害妄想になりやすいのではないか?」
もしかすると、「難聴になったから被害妄想になった」のではなく 、そもそも難聴になる前から人との関係がうまく行っていないことが発端ではないのか?
まだよく聴こえる頃から、人から非難されたり陰口を叩かれたりという経験が多いと、聴力が低下した後もその延長線上で、「きっと他人は自分の悪口を言っているに違いない」と思い込み、妄想になりやすいのではないだろうか?
仮説3「家族を含む周囲の対応がキツイと、被害妄想になりやすいのではないか?」
難聴になるとよくテレビの音量を最大にしてしまって家族から怒鳴られる人っていますよね。そうでなくても、日常会話も通じにくくて、相手はイライラしやすい。
だから、元々は良い人だったとしても、難聴になるとともに周囲からのアタリがきつくなって、自己肯定感が下がって行き、「自分はいつもひどい目に遭っている」という被害妄想になりやすいのではないだろうか?
そういう意味では、認知症になると出やすい 「物取られ妄想」 などの被害妄想も、脳細胞の変性だけではなく、同じような理屈が当てはまるかもしれないと思いました。
物忘れに対して寛容な家族に囲まれていると温和な性格の認知症になる。
物忘れに対して家族が罵倒したり、面倒くさがったり、無視したりなど、本人の人格を否定するような態度を取ると、被害妄想的な思考になる。
以上はあくまで私の分析思考®(物事のナゼを考えたり共通点が見える資質)による推測なので、科学的な裏づけがあるわけではありません。
しかし、幸せな老後を過ごすためには、その前段階として、周囲・家族との円満な関係を築いておいて損はない、というか、認知症で訳が分からない状態になった時に(周囲に優しく接してもらうため)の保険と言っても良いかもしれません。
そう考えると、今からせっせと老後に備えようと思いました。
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【あとがき】
くだんのお爺さん、その後、近所の人から聞いた話では、「可愛いワンちゃんですね」で会話が始まる場合にはとても温和な人らしいので、もとは良い人の可能性あり。
しかし、普段から奥さんから激しい叱責を受けているとのこと。
もしかすると聴力が低下するに伴って夫婦仲が悪化し、加齢による脳の前頭葉の機能低下も加わって、とてもキレやすい人になったのかもしれません。
そういう背景が分かると、その人を見る目が変わるなぁというのは
先日書いた記事(不幸からの脱出編)の実践編ですね。
この事件でお爺さんは犬の散歩ルートを変えて、うちの前は通らなくしたそうです。
トラブルは自分の行動範囲を狭め、色々な不自由さを招いてしまうなあ…と感じた一件でした。
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