hamachansenseiのブログ

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愛着障害の克服法(1)

ようこそhamachansenseiのblogへ。

Stay homeのため暇なGWを過ごしています。
そのおかげと言いますか、しばらく温めていたコンパッションシリーズを、ようやく書き進めることが出来ました。

Stay homeは延長のようですが、海外のような医療経済の崩壊を招かないためにも、各業種の皆さま、工夫を凝らしながら生き延びて参りましょう。

さて今回ようやく、コンパッションを持てるようになるための、愛着障害の対処法の回に入ります。
コンパッションの1コンパッション2の記事はこちらから)

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ではまず岡田先生の著書「愛着障害」の第6章、p257をお開きください。

タイトルだけ拾っていくと、
1.安全基地を作る
 ・第三者が親の肩代わりをする
2.愛着の傷を修復する
 ・未解決の傷を癒す
 ・幼い頃の不足(子供心)を取り戻す
 ・傷ついた体験を語りつくす(書き出すでもいい)
 ・過去と和解する
3.役割と責任を持って自己肯定感を回復する
 ・社会的・職業的な役割を持つ
 ・いいところ探しをする
 ・自分が自分の「親」になって自分にアドバイスする
 ・自分が「理想の親」になって人を育てる

などがあります。
★詳しくは岡田先生の著書を参照(amazonへのリンクはこちら)。
★岡田先生のHPにもダイジェストが載ってます(HPへのリンクはこちら)。

要はタイムマシンに乗って、子供の頃に戻って、理想の親から承認を一杯浴びて、やり直すか、それに似た体験が出来たら良い。

その理想の親の条件は
1.安全感(一緒にいても傷付けられない)
2.共感性(何を感じ、何を求めているかを察して、共感してくれること)
3.応答性(いざという時に相談できる、守ってもらえる)
4.安定性(気分や都合で変わったりしない、一貫した対応をとる)
5.なんでも話せる(1-4がクリアされていれば実現する)

既に成人しているとか、親は亡くなっているとかで、やり直しができず、第三者が肩代わりする場合には、これらの条件を満たしていることが望ましいのです。

それは他の家族、友人、恋人、パートナー、教師、カウンセラーでも良い。
特に配偶者や恋人なら、愛着スタイルに関して、かつて母が及ぼした影響に匹敵するほどの大きな影響を及ぼせることがあるそうです。

しかも、同じ愛着障害を持っていて、それを克服したか、克服する途上にある人だったら、最も気持ちを理解してもらえるので、なおのこと良いとのこと。

そういえば、「昔は尖がっていた上司が、結婚して丸くなった!」というのが職場でよくありましたが、きっと奥さんが安全基地になって、不足していた愛着を補ってくれたんでしょうね。

そして文章には出てきませんが、これはコーチでもOK?
コアコンピテンシーに出てくる良いコーチの条件ともかなり一致しますね。

さて、もうちょっと書きたいですが、行数が増えてきたのでまた次回。 

 
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【あとがき】

「愛着」は人だけでなく動物にもあてはまります。
将来人間と良好な関係を築けるように、ブリーダーさんは子猫・子犬を生後3か月は親元に置いて十分親の愛情を受けさせるそうです。

不運にも小さい内に捨て猫・捨て犬になった場合は、人間がふわふわの布でくるんであげて、あたかも親に抱かれているような環境を作ると、情緒が安定するとか(ネット情報)。

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ペットがいる方は、是非寝床はふわふわに。

  

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