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毒にも薬にもなるフィードバック(2)

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毎日日課のようにblogのアクセス解析を眺めているhamachansenseiです。それを見ると毎日誰かが立ち寄って覘いて下さっていて、とてもうれしく思ってます。

さて前号の毒にも薬にもなるフィードバック(1)、読んでいただけましたでしょうか?日常会話では「建前」からせいぜい「思いやりレベル」までしかフィードバックはしないもの。きっと皆、「正直レベル」は危ないことを、実体験で学んできたからだと思います。

今回はそのフィードバックが毒になるパターン、薬になるパターンというのをリストアップしていきたいと思います。

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まずは
▶毒パターン

1.自分では変えられないことを言う
2.相手の成長に結び付かないものを言う
3.相手に断りなく言う
4.フィードバックに見せかけた評価・非難・批判・説教・強制

1は「人格否定」になるという弊害あり。2は余計なお世話。3はマナー違反。4は相手に対してマウンティングしようという潜在?顕在?意識の表れ?

よくある「あなたのことを思って言っているのよ」というセリフは、相手を自分の思い通りにしたいという意図が見え隠れする「余計な世話」以外の何物でもないですね。

そういえば昔、ベテランコーチから聞いた話。
小さい頃から二言目には「でもね、あなたのためを思って言うけどね…」が口癖の母親の元で育ち、なかなか自己肯定感が持てず、母親といると調子が悪くなるので、逃げるように結婚して親元を離れ、長らく疎遠だった。用があって帰省しても、実家には泊まらずさっさと帰っていた。コーチングを勉強してから、その嫌だった理由が「あなたのため」と言いつつ人格否定をしていたからと分かって、コーチトレーニングを積むうちに1泊くらいなら母親と一緒に過ごせるくらい、対処できるようになったとのこと。

恐るべし、「毒パターン」のネガティブパワー!

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ではその反対の
▶薬パターン
1.自分で変えられることを言う
2.見えたまま、聞こえたままを鏡のように返す
3.相手の成長を願う気持ちを込めて言う
4.相手の状況を見て、必要なタイミングで言う
5.許可を取ってから言う
6.受け取る受け取らないは相手にゆだねる

この薬パターン、列挙するのは簡単。でも、誰がどのように言うかによって、伝わり方が変わってしまい、薬になりそうでならない。

また、フィードバックは「良薬口に苦し」と言いますか、まともに受け取るとダメージが大きいので、受け取る側にもスキルが必要。それについても、次号で書きたいと思います。

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