手綱を見ない、コーナーの先を見る
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前回までコーチングスキルの一つ一つを振り返り、牛🐮のごとく反芻していました。今回もその続きを…と思ってましたが、ちょっと着想®が思いついたことがあったので、コーヒーブレイク。
こう見えて(って会ったことのない人は知らんがなでしょうけど)私、以前に乗馬をやっていました。一番早い走り方の駆け足と、駆け足でバーを飛び越える障害競技が面白く、結構はまった趣味の一つです。
こういった競技などから転じて日常使われる言葉ってありますよね。例えば「埒が開かない」の「埒(らち)」は馬場の周りの柵状の囲いで、これが開かないと馬場から外に出られない。
「拍車がかかる」の拍車は、ブーツに取り付ける金具で、馬のお腹に当てて、勢いをつける道具。
その他にも自分の知らなかった、馬にまつわる色々な言葉がありますが、それはさておき、乗馬のレッスンでよく言われたこと。
「手元の手綱を見るな!」
馬に乗っていると、ついつい目線が下がって手綱に行きがちですが、そうなると姿勢も悪くなるし、馬の制御も難しくなり、下図のように、馬場のコーナーを曲がる時に曲がれなくて行き止まってしまいます。(そして勢い余れば埒に激突、馬🐴困惑)
そこで、
「目線を上げて!」
「コーナーの先をみて!」
とよく言われました。
そこで着想®の閃き!
これってコーチングの「クライアントに未来を見せる」のと同じじゃーん!
目の前のちまちました問題ばかりこねくり回していても、埒が開かない。今よりも先を見ることによって、今やるべきことがハッキリしてきたり、モチベーションが上がってくる。
そういえば私の尊敬するストレングスの第一人者のMコーチも、「目の前のありんこの数を数えさせるな」って言われてましたね。
セッション練習の時に、ありんこを数えようとする人に未来に視点を移す質問をすると抵抗されたこともありましたが、自分の経験上、ありんこを数えてる限りは物事はなかなか先に進まないのは確か。
一見関係のない物事にも、共通する真理が隠れているものだ…と、乗馬とコーチングが繋がって面白がっている着想®でした。
(そういえばコーチは馬車の意味だから、あながち関係なくはなかったか…)
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【あとがき】
乗馬は大好きでしたが、なかなか良いインストラクターに巡り合わず、馬具一式抱えたままここ数年遠ざかっています。スポーツ界には早くからコーチングの波が来ているはずなのに、乗馬界は取り残されている感あり。早くコーチングを取り入れて良いインストラクターが出てきますように、と祈るばかり。
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