「私は正しい」の正体(3)~自分がされたことの鬱憤を人で晴らす~
ようこそhamachansenseiのblogへ。
「私は正しい」の正体について、前回で完結するはずでしたが、ししもとさんのblogが面白くてどんどん読み進めていたら、もう1つ発見がありましたので、本日「私は正しい」の正体(3)をお届けします。
皆さんは人から何から指摘された後、その指摘されたことと同じことをしている人がいたら、やたら気になったり目に付いたりしたことはありませんか?
以前安海コーチの道場で「No goal、No information」、すなわちgoalを掲げることで自然とそれに関する情報が目に付くようになり、情報が集まるので行動を起こしやすくなる、という話がありました。
あれと同じ現象で、何かが気になるとそれに関することがやたら目に付くようになりますよね。
例えば2019年から自転車の右側通行(いわゆる逆走)が禁止され、違反した場合罰金5万円という法律が道交法で制定されましたが、hamachansenseiはそれを知りつつも急いでいる時は逆走してしまうことがあります。
それを通りがかりの正義マンに見つかって怒鳴られたりした経験があると、それまで気にならなかった別の人の逆走もやたら目に付き始める。
そして自分に向かって逆走してくる自転車を見つけると、怒りが湧いてきて自分も正義マンのように一言言いたくなったりする。
これって自分が注意された時のうっぷんを、同じことをしている人を責めることで晴らしているんではないかと思います。
なぜそうするかというと、正義マンから注意された内容は「正しい」がために反論できないから。
いわゆる 八つ当たり ですね (;^ω^)
これの良くないところは、他の人を責めることで何かしら自分に自己効力感が湧いてくるというか、強くなったような錯覚を感じてしまうところ。
なんか、アンガーマネジメントの怒りの連鎖(強い者から弱い者へ怒りが伝播していく)みたいですね。
ししもとさんのblogは以下のリンクから ↓↓↓
そういえば前に「親が子供を使って代理戦争をする」話を書きましたが(どこで書いたか忘れましたが)、それもこれと繋がっているように思います。
ししもとさんも下のリンクに「自己効力感を得るために子供を利用する親」として書いておられますのでご参照を。
↓↓↓
www.shishimoto-yuima.work
私の母親の例で言うと、母は学歴コンプレックスでしたから、学歴がないことで自分を馬鹿にしてきた(と本人は思っていた)人達へ、自分の子供(私)の成績を自慢することでうっぷんを晴らしているようでした。
母親にとっては学歴=正義でしたから、子供の成績が良ければその親である自分も自己効力感を感じられたのでしょう。
なので、私が勉強をサボっている、遊んでいる、というような状況を目にすると、非常に危機感を感じて(?)怒り散らしていました。
万一お受験に失敗しようものなら、恥をかく、周りから「あんなに自慢してたのに」と馬鹿にされるかもしれない、そうすると自己効力感が揺らいでしまう、自尊心が傷ついてしまう。
そんな状況は許されざること、我慢ならないことだったのでしょう。
(実際、中学受験を失敗した後、大学に合格するまでの6年は監視の目が大変でした。)
無力感や無意味感から解放されるために、他人を必要としているのである。
加藤諦三『自分にやさしく生きる心理学 やっとつかんだ私の人生』Kndle版 位置No.1558
まとめ:自分の鬱憤を晴らすため、もしくは自己効力感を感じるために人を利用するのはやめよう!
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【あとがき】
最近、他の人が口答えをしたり、ぶつぶつ文句を言う姿を見ていると、「あー、自尊心が傷ついているんだなあ」「承認欲求が満たされてないんだなあ」とその人の心が手に取るように分かるようになってきました。
ちゃんと自分にOKを出せている人は、言いたいことはアサーティブに言える。
それが言えないなら、まだまだあまちゃん。
自分の機嫌は自分で取る!
人からの承認に依存しない!
おっと、自分にブーメランが返らないように行動しなければ!
【お知らせ】
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